オーダーシャツが品格ある装いに欠かせない理由
スーツを仕立てる際、多くの方がジャケットやパンツにこだわりを持たれますが、実は装いの品格を左右する重要な要素として、シャツの存在を忘れてはいけません。特にミドル世代の男性の皆様にとって、オーダーシャツは見逃せない選択肢と私は考えています。
既製品のシャツでは、体型の変化に対応しきれないことが多々あります。年齢とともに変化する体型に合わせて、首回り、袖丈、お腹周りのサイズ感を適切に調整できるのが、オーダーシャツの最大の魅力です。さらに、襟型の選択によって、より洗練された印象を演出することができるのです。
サイズ感の重要性
首回り
首回りのサイズは、シャツの着心地と見た目の両方に大きく影響します。適切な首回りサイズは、第一ボタンを留めた状態で指が1〜1本半入る程度(約2cm)が目安です。これにより、窮屈さを感じることなく、かつだらしない印象を与えることもありません。大き過ぎるとだらしなく見えてしますのでネクタイを締める際は特に重要になります。
袖丈
袖丈は、スーツの袖口からシャツのカフスが1〜1.5cm程度見える長さが理想的です。これにより、腕を動かしても袖が引っ込んでしまうことがなく、常に洗練された印象を保つことができます。
お腹周り
ミドル世代の方々にとって、お腹周りのサイズ感は特に重要です。既製品では、首回りに合わせるとお腹周りがきつすぎたり、逆にお腹周りに合わせると首回りが大きすぎたりすることがあります[1]。オーダーシャツなら、この問題を解消し、体型に合わせた美しいシルエットを実現できます。
襟型の選び方
襟型は、シャツの印象を大きく左右する要素です。ミドル世代の男性の皆様には、以下の襟型をお勧めします。そして襟が皺になっていない状態が理想です。だらしなく見えないためにホック止めの仕様にすることをオーダーの場合はお勧めしています。
セミワイドカラー
ビジネスシーンで最も汎用性の高い襟型です。襟の開きが約80〜90度で、顔周りをすっきりと見せる効果があります。スーツのラペルとも美しく調和し、知的で信頼感のある印象を与えます。
ワイドカラー
襟の開きが約100〜140度と広く、首回りに余裕を持たせることができます。顔周りに明るい印象を与え、ゆとりある大人の雰囲気を演出します。特にソフトなイタリアンスタイルのスーツと相性が良いです。
タブカラー
襟元にタブが付いた、英国紳士的な印象の襟型です。ネクタイを締めた際に立体的なVゾーンを作り出し、エレガントで品格のある装いを演出します。フォーマルなシーンでも映える襟型です。
オーダーシャツの素材選び
素材選びも、シャツの品質と着心地を左右する重要な要素です。
コットン
最も一般的で、通気性・吸湿性に優れた素材です。肌触りが良く、オールシーズン着用可能です。特に高級コットンを使用したシャツは、上質な光沢と柔らかさが魅力です。
コットン×ポリエステル
耐久性と扱いやすさを兼ね備えた混紡素材です。シワになりにくく、お手入れが簡単なため、忙しいビジネスパーソンに適しています。俗に言う形状記憶シャツはこの素材のものが多いです。
リネン
夏場におすすめの素材です。通気性が高く、清涼感のある着心地が特徴です。ただし、シワになりやすいため、カジュアルな場面での着用がおすすめです。
オーダーシャツのメリット
- 体型に合わせた完璧なフィット感
- TPOに応じた襟型の選択が可能
- 高品質な素材の中から好みのものを選べる
- 細部までこだわったデザインが可能(ボタンの選択、カフスの形状など)
- 長く愛用できる耐久性
まとめ
ミドル世代の男性の皆様にとって、オーダーシャツは単なる贅沢品ではありません。それは、品格ある装いを完成させる重要な要素なのです。適切なサイズ感、洗練された襟型、質の高い素材を組み合わせることで、あなたの個性と品格を最大限に引き出すことができます。
オーダースーツと同様に、オーダーシャツにも投資する価値は十分にあります。体型の変化に柔軟に対応し、長年にわたって着用できる高品質なシャツは、結果的にコストパフォーマンスに優れています。オーダーシャツは16,500円(税込)〜製作可能です。
品格ある装いは、自信と信頼感を生み出します。オーダーシャツを通じて、あなたらしい洗練されたスタイルを確立してみてはいかがでしょうか。きっと、ビジネスでもプライベートでも、新たな可能性が広がることでしょう。